バイクソロキャンパーの道具一覧 その3
道具の紹介その3は、大好きな焚き火系ギア。
その1と、その2もあります。
焚き火のためにキャンプしてるようなものなので、紹介するのも楽しいですね~。
①焚き火台
スノーピークの焚き火台Sを使ってます。
1.8kgとやや重たいですが、分厚いステンレスを使っているおかげで安定性、耐久性、耐荷重がとても良いです。
売ってる薪をどんどん乗せても大丈夫なほど頑丈で、とても頼りになります。
設営撤収はサッと畳むだけで、思ったよりコンパクトに収納できます。
サイズ的に一般的な薪を乗せると少しはみ出ますが、薪が炭化して短くなっていくのに合わせて押し込んでいけば問題ありません。
②スパッタシート
スパッタシートとは、溶接などの作業時に飛び散る金属粒や火花などを受けるための耐火シートです。
色んな種類がありますが最近は、軽く、丸めて収納できて柔らかいカーボンフェルトのスパッタシートを使ってます。
これを焚き火台の下に敷くことで、落ちる熾き火や灰からキャンプ場の芝生や地面を守ります。
スノピ焚き火台には、純正のベースプレートが市販されてるのですが、鉄板なので重たいですし、焚き火台と同じ面積しかないので落ちた熾火や灰を受け止めきれません。
一時期、ベースプレート代わりに餃子プレートで代用していたのですが、やはり小さいし重たかったです。
ただし、耐火繊維とは言え高温のものが接触し続けると破れるので、消耗品として考えた方が良いかも。コスパが良いかと問われたら、良い!とは言えないかもですね。
③反射板
蛇腹になってるので広げて、焚き火台を半円形に囲むようにこれを立て、炎の遠赤外線を自分に集中させることで暖を取る道具です。
バイクキャンパーは車キャンパーのように大きなテントの中で過ごすことができませんし、薪ストーブも基本的には大きすぎて持っていけません。
寒い外で焚き火に当たって暖を取るしかないので、この反射板でさらに温かくしようというわけです。
④薪割り用ナイフ
モーラナイフのガーバーグを使ってます。
バトニング(薪をナイフで割る方法の一つ)向きのナイフとしては安価なモデル。
ナイフはとても奥が深いです。
キャンプを始めた頃はホームセンターで売っていた小さい鉈を使ってましたが、数回バトニングしただけで、薪ではなく鉈の柄が割れました…。
危ないので、半端な刃物はもう使いたくありません。
⑤火バサミ
テンマクデザインのキングトングを使ってます。
先端が独特の形状で細い枝でも掴めますし、なめ皮が巻いてあるので素手でも冷たくない特殊なものです。
100均の火ばさみは貧弱だしどうせ安物と思ってしまうのが何だか不憫で、ずっと使う道具には愛着が湧く方が良いと思って、思い切って買いました。
⑥焚き火パーカー
モンベルのフエゴパーカーを自分で緑色に塗装したオリジナル。
モンベル製品の中で1番好きというか、すごいと思ってるギアです。
コットンだけでなく、ビニロンという特殊な繊維を使っているので、火の粉程度なら穴は開きません。しかも比較的安く、他社のように分厚くないので収納性も良い!
焚き火をすると飛んだ火の粉で服にすぐ穴が開くので、こういった焚き火パーカーの類いを使うのをおすすめします。
ちなみにコットン100%のパーカーは、化繊より火の粉には強いですが、穴は開きますし燃えるので、安全なわけではないです。
⑦フリース系の指ぬき手袋
冬に、焚き火以外の作業、テントの設営撤収などで着けている手袋。
冷え性だし、焚き火に手をかざしてばかりいると乾燥して指がヒビ割れるので、これが便利です。
⑧本革手袋
オレゴニアン・キャンパーの、牛革100%カウハイドレザーを使用したグローブ。
燃える薪や熾き火(赤熱した炭)でも一瞬ならガシッと掴めるすごいギア。
ワックス加工されてるので水を弾きます。
⑨火消し袋
ネイキッドラボのアッシュサック。
焚き火で残った熾火を入れて酸素を遮断し鎮火させるための袋です。撤収道具ですね。
耐熱ガラス布に、縫製は難燃のアラミド糸。
両面シリコンコーティングなので撥水性も併せ持ち、お手入れも簡単。
断熱はできないので、熾火を入れたら触らないように注意しましょう。
寝る前に熾火を入れて、朝になれば消火できてるので、そのまま持ち帰るか灰捨て場に中身を捨てましょう。
同じ用途の道具では火消し壺が一般的ですが、バイクキャンパーにとって火消し壺は嵩張って大変です。
この袋なら柔らかくて軽いので積載に困りません。
以上です。
焚き火台は特に種類が多く、形も全然違うので選ぶのに迷います。
しかし焚き火は冬キャンプの生命線ですし、夏でも醍醐味の一つなので、よくよく考えて決めましょう。
これらの道具の中で個人的に大事だと思ってるのは、スパッタシートと火消し袋です。
面白みのある道具ではないので意外かもしれません。
しかし、キャンパー人口の増加に伴い、キャンプ場でのマナーを守らない人間も増えていることですし、芝生や地面を守る対策や、鎮火する道具は、地味ですがとても大切なんだと発信していきたいです。
キャンプする以上、結局は人間のエゴなんですが、それでも自然に配慮して出来ることはあるので、自分たちの居場所は自分たちで守るしかありません。
こういったマナーとか心意気についてもいつか記事にするつもりです。
それでは、また。Have a goodspeed.