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バイクとキャンプと旅の話

水曜どうでしょうに影響されて原付ベトナム縦断した時の回想 13日目 ラスト・ラン

2019/03/14 ベトナム縦断13日目 最終日

 

12日目はこちら

en-wanderlust.hatenablog.com

 

 

 

ファンティエトの町 サンライズ ビレッジ ホテルから。

 

ホテルのベッドで目が覚めたとき、つい心の中で(最終日か…)とつぶやいた。

 

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最終日の朝陽…。必ずゴールするぞ!

 

朝食はホテルで摂れた。サラダやパン、いつもの普通の洋風だった。

 

この旅で毎朝続けてきたルーチンをこの日もこなす。

 

所持金とパスポートの確認、部屋で干した洗濯物の回収、ルートの確認などなど。

 

登山ザックに荷物をまとめたら、ホテルのロビーへ。

 

チェックアウトを済ませると同時に、500mlのミネラルウォーターを1本買う。

 

出発前にミネラルウォーターを買うのはもはや縦断の儀式と言っても良い。

 

ウェーブにザックを乗せて縛り付けたら出発。

 

燃料計が壊れてるので、前回給油した場所からの走行距離から、残燃料を算出するのも儀式。

 

ゴールまで走ってくれよウェーブちゃん!と心の中でお願いしたw

 

最終日もルートはシンプル。

 

またアジアハイウェイに合流してホーチミンを目指すだけ。

 

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しかし距離は200kmオーバーなので、約6時間かかる。

 

日本に例えると、名古屋から神戸まで原付二種で走るわけなので、結構しんどい。

 

でもやり遂げるためにここまで来たので頑張った。

 

走りながらいろいろ思い出した。

 

1日目は、英語もわからない&10年ぶりの海外&単独海外旅行でやることじゃなかったと後悔した。

 

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2日目は、ハノイの交通事情に圧倒されてビビりながら走り出した。

 

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3日目は、とにかく孤独で日本が恋しかった。

 

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4日目は、やっとツーリングらしい景色になって大喜びだった。

 

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5日目は、戦車の博物館が楽しかった。

 

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6日目は、ハイヴァン峠を原付に囲まれて登るのが楽しかった。ハンバーガー旨かった。

 

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7日目は、古の文明ミーソン遺跡と、ホイアンの町の夜の美しさに興奮した。

 

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8日目は、謎のおじさんに驚いて、飯の貧しさにまた日本が恋しくなった。

 

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9日目は、尻の痛さと日焼けを諦めた。

 

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10日目目は、久しぶりにツーリングらしいルートで嬉しかった。

 

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11日目は、山を駆け上がって、クレイジーハウスの独創性に惹かれた。

 

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12日目は、初めて砂漠を走った。

 

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そして13日目、ゴールへと走る。 

 

とにかく毎日景色が変わるから新鮮で、でも油断すると事故るので冒険っぽさは薄れず、常に刺激的だった。

 

水曜どうでしょうの縦断の旅でも、最終日は珍しくしっとりしていて、番組が終わるというのもあって、最後はみんな泣いてたっけなあ。

 

なんて、感傷的になりながら、ゴールを目指す。

 

ホーチミンに近づくと、ハノイの地獄を思い出す交通量になっていった。

 

スタート地点はそりゃもう怖かったけど、さすがにホーチミンまで来るとあのときほどの恐怖は無かった。

 

宿までは道が入り組んでいるので、何回も止まってスマホで道を確認しながら進んだ。

 

そしてついに。

 

ホーチミン 日本人宿 兎屋ゲストハウスに到着!

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オーナーに撮影してもらったところ。

 

実は、誰も見てないところでこっそり、しかし思いっきりガッツポーズを決めていたw 

 

 

 

 

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日本一周を終えた時も確かに達成感はあったけど、この時が人生で一番感動した。

 

 

 

 ひとしきり感動して、宿に荷物を置いたら、すぐに原付を返却に行った。

 

ハノイのレンタルバイク屋「スタイルモーターバイク」の支店だったか本店がホーチミンにあるので、そこへ返却すれば相棒との旅が終わる。

 

 

やはり日本のカブは偉大だった。

 

ちゃんとデポジットも戻ってきて、大した距離でもないし歩いて宿まで戻った。

 

日本語が通じる日本人だらけの日本人宿に着いて気が緩んだせいで、やっと本心をつぶやいた。

 

 

 これを旅の途中でつぶやいて形にしてしまったら、心が折れる気がした。

 

でも終わってみれば中盤以降は楽しかったし、滅多にできない経験をしたおかげで経験値が溜まって嬉しかった。

 

道中、フォロワーとのやりとりは励みになったし寂しさを紛らわせてくれて感謝しかない。

 

以上で、原付ベトナム縦断の旅、回想は終了!

 

 

 

 

 最終日は感慨深すぎて走るだけで感動してたから、全然写真無かった…。

 

予備日が余ったので、後日談が少し続きます。